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アプリケーションノート 175

絶縁9Vを発生するLAN電源

このLANアプリケーション用の低電力絶縁9V電源(図1)は、出力電流が250mA (出力電力として2W以上)となっています。入力10.8V~13.2V、負荷電流1mA~200mAの範囲で、公称8.78Vの出力が得られ、ラインおよび負荷レギュレーションは約±1%です。

図1. このレギュレータ回路はローカルエリアネットワーク(LAN)に絶縁9V、250mAを供給します。
図1. このレギュレータ回路はローカルエリアネットワーク(LAN)に絶縁9V、250mAを供給します。

IC1のトランスドライバ出力(D1およびD2)は、通常は一次巻線の両端を直接駆動します。この構成では、各ドライバ端子が(ターンオフ時に)センタータップ電圧の2倍に等しいフライバック電圧になります。このアプリケーションでのフライバック(24V)はIC1の最大定格(12V)を超えているため、IC1の高スイッチング周波数(650kHz typ)を維持しながら、この余分な電圧に耐えるために2つのMOSFETがカスコード接続されています。

表面実装トランスT1は一次巻線が分割され、二次巻線はシングルで、巻線比は1:1:1です。このシングル二次巻線方式では全波ブリッジ整流が必要とされ、出力電圧でダイオードドロップ2つ分の電圧降下が発生します。もう1つの方法として、分割二次巻線にして各端で半波整流を行い、出力電圧での電圧降下をダイオードドロップ1つ分にする方法もありますが、このようにすると巻線が増えてトランスのコストが増大します。

シングル一次巻線のインダクタンスは、蓄積エネルギー損失を押さえるために高くします(約250µH)。(理想的にはインダクタンスが無限大であることで、その場合はスイッチングサイクル中に全くエネルギー損失のない純粋トランス動作が得られます。)ダイオードブリッジの後には低ドロップアウトのリニアレギュレータ(IC3)があり、5Vおよび12V ±10%の入力から9Vの安定化出力を提供します。

同様のアイデアがEDNの4/11/96号に掲載されました。


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