要約:マキシムは、単一チップのスーパヘテロダインRFレシーバ製品にユニークな高速スタート発振器システムを取り入れました。レシーバは、300MHz~450MHz ISM (US)帯域のアプリケーションを対象としており、レシーバの起動時間を短縮することでバッテリ電力を節約します。高速発振器回路によって、レシーバスキャニング用の低デューティサイクルが可能になります。
レシーバはタイムスライスされるので、要求した動作の1つをレシーバが確実に検出できるようにするため、余分な送信が必要となります。通常、キーフォブの送信は余分に3回繰り返されるので合計で4回の送信になります。キーフォブの合計送信時間は4 x 10ms、すなわち40msです。レシーバが動作するために、100ビット(10ms)送信のうちの少なくとも1つを完全にデコードする必要があります。
ほとんどの高性能スーパーヘテロダインレシーバ(優れた感度を持つレシーバ)は、動作時に5Vで5mAの電流を消費します。MAX1470レシーバはわずか3.3Vの供給電圧で5mAの電流を消費しつつ、最高のレシーバ感度を提供します。より低い供給電圧によって節減される電力はかなりの大きさになります。通常のスーパーヘテロダインレシーバは25mWを必要としますが、MAX1470は16.5mWを必要とします。20msごとのポーリングサイクル(図3)の時間関数を加味すると、通常のスーパーヘテロダインレシーバの場合エネルギー要件は25mW x 3ms = 75µJとなり、一方MAX1470の場合には16.5mW x 1ms = 16.5µJになります。したがって、高速起動のレシーバで得られたエネルギー節減により、バッテリ寿命を4~5倍延長することができます。