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アプリケーションノート 1986

REP026:950MHz~1750MHzでの動作用に最適化したダイレクトコンバージョンチューナ

要約:このアプリケーションノートでは、MAX2108衛星チューナを950MHz~1750MHzでの動作用に最適化するための回路図と部品表を紹介します。

REP (Rapid Engineering Prototype:迅速設計試作)とは、マキシム社のアプリケーションエンジニアたちが研究所で製作して測定した実際の回路です。この回路は、新たにRFを設計する場合の出発点としてご利用いただけます。なお評価キットとしての提供はしておりません。

追加情報 目的:MAX2108ダイレクトコンバージョンチューナを950MHz~1750MHzでの動作用に最適化する
目的:MAX2108ダイレクトコンバージョンチューナを950MHz~1750MHzでの動作用に最適化する

MAX2108衛星デジタルビデオ放送(DVB:Digital Video Broadcasting)チューナIC用として基準評価基板を開発してテストしました。基板設計の重要な機能としては、伝送ラインの入力マッチング、カットオフ周波数35MHzでの0.1dBリップルの差動チェビシェフタイプのローパスI/Qフィルタのペア、及びDC電圧レギュレータがあります。1組のMAX4145ビデオオペアンプがバランとして機能し、ローパスフィルタの終端となって、50Ωの出力テストポートを駆動します。基板は、コスト削減のためFR4材料を使用し、テストと修正が容易に行えるようにレイアウトしています。オペアンプをバランとして使用するには、基板への入力として±8VDCが必要です。

設計の結果、全データシートの目標(50dBを超える利得範囲、バンド上での+8dBmのIIP3と+14dBmのIIP2、バンド上での10dB~13dBのNF)が満たされました。RF入力ポートで測定したLO電力は-87dBmで、優れた逆方向アイソレーションが得られています。これはLOバランの使用と綿密に計画したレイアウトによって達成されたものです。

MAX2108は、デジタル直接放送衛星(DBS:Direct-Broadcast Satellite)テレビのセットトップボックスユニット及びマイクロ波リンク用の低コストなダイレクトコンバージョンチューナICです。ダイレクトコンバージョンアーキテクチャにより、IFベースのアーキテクチャを使ったデバイスに比べてシステムコストが削減されています。MAX2108は、標準で+8dBmのIIP3を供給する広帯域I/Qダウンコンバータを使用することで、L帯域信号をベースバンドに直接チューニングします。動作周波数の範囲は950MHz~2150MHzです。MAX2108には、利得制御付きの低ノイズアンプ、出力バッファ付きの2つのダウンコンバータミキサ、90°直交発生器、及び32/33分周プリスケーラが含まれています。

950MHz~1750MHzでの動作を最適化するための仕様
Item Requirements Qualifications Lab Results
PCB Material
FR-4, four layers
Two-layer FR-4 eval PCB
FR-4
Circuit Area
N/R
See test eval PCB
-
Shielding
N/R
-
-
Connectors
F-type for tuner input, SMA for LO
F-type for tuner input, SMA for LO
-
Vcc
+5.0V DC for tuner
+8.0V, and -8.0V DC for linear regulators
+8.0V DC, -8.0V DC
(Note 1)
Icc
TBD
TBD
128mA @ +8.0V, 22mA @ -8.0V
Frequency
950MHz to 1750MHz
-
950MHz to 1750MHz
RF Power In
-20dBm to -70dBm
-
-20dBm to -70dBm
Gain-Control Range
50dB
-
>50dB
IIP3
+8dBm
-
+6dBm (Note 2)
IIP2
+14dBm
-
+25dBm (Note 3)
Noise Figure
10dB
-
11dB @ 950MHz, 10dB @ 1300MHz, 13.4dB @ 1750MHz (Note 4)
Input-Return Loss
-10dB
-7.5dB min from 950MHz to 1750MHz
-7.5dB min from 950MHz to 1750MHz
LO Drive Level
-10dBm
-10dBm
-10dBm
LO Leakage at RFIN Port
-100dBm
-
-87dBm @ 950MHz, -87dBm @ 1300MHz, -76dBm @ 1750MHz
(Note 4)
Baseband Filter fc
Not required
0.1dB Chebyshev fc = 35MHz
0.1dB Chebyshev fc = 35MHz

1.リニアレギュレータは基板に実装されています。MAX2108のDC動作電圧は+5.0Vです。MAX4145差動ラインレシーバのDC動作電圧は±5.0Vです。
2.Prf in = -20dBm (トーン当たり)、GCは+3.4Vに設定、f1rf in = 1749MHz、f2rf in = 1751MHz、fLO = 1740MHz
3.Prf in = -20dBm (トーン当たり)、GCは+3.4Vに設定、f1rf in = 1200MHz、f2rf in = 2150MHz、fLO = 951MHz、f baseband = 1MHz
4. GCは+3.6Vに設定


回路図 (PDF, 89k)
部品表


関連製品  APP 1986: Nov 13, 2003
MAX2108 ダイレクトコンバージョンチューナIC フルデータシート
(PDF, 152kB)
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