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アプリケーションノート3695

DS3984/DS3988の共通ランプリターン

要約:DS3984とDS3988は、マルチチャネルの冷陰極蛍光ランプ(CCFL)コントローラです。DS3984は最大4チャネル、DS3988は最大8チャネルに対応します。これらのコントローラはプッシュ/プル駆動アーキテクチャを使用し、DC電源電圧を、CCFLランプに電力を供給するのに必要な高電圧AC波形に変換します。アプリケーションノート3615では、各ランプに個別のリターン経路を使用してチャネル当り複数のランプを駆動する方式を説明しています。このアプリケーションノートでは、チャネル当り複数のランプを駆動する方式を個別ランプリターン経路から共通ランプリターン経路に変換する際の問題点の側面から説明します。

注:このアプリケーションノートは、アプリケーションノート3615で概説した内容について参照しています。アプリケーションノート3615は、ダウンロードして利用可能です。


個別ランプリターン駆動方式

図1は、アプリケーションノート3615の図1に示したチャネル当り複数のランプを駆動する方式を詳細に示しています。この方式では、各CCFLランプは個別のグランドリターンを備え、CCFLマルチチャネルコントローラは、各ランプを通過する電流をランプの低電圧側でモニタします。

図1. 個別ランプ電流リターン
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図1. 個別ランプ電流リターン

このタイプの駆動機構の主な長所は、システムに寄生容量が存在する場合であっても、ランプ電流が正確に設定されるということです。また、2次トランスの高電圧側に寄生容量が存在する場合、電流がランプに到達する前に迂回させることができます。この方式では、真のランプ電流はフィードバック抵抗器(図1に示す1000オーム1%)によって測定されます。寄生容量が原因で迂回された電流はフィードバック抵抗器によって検出されないからです。このタイプの機構の主な短所は、各ランプにリターン経路(または電流検出ライン)が必要なことです。

共通ランプリターン駆動方式

もう1つの可能な駆動機構は、2次トランスの低電圧側でランプ電流を検出することです。図2を参照してください。このタイプの駆動機構では、すべてのランプが共通のグランドリターンを共有することができます。この共通のグランドリターンはランプの遠端にあるか、単一のリターン結合部を経由して実現されます。このタイプの構成をとると、システムコストは通常減少しますが、寄生容量が原因で迂回された電流も、ランプ電流検出フィードバック機構によって感知できるようにしておく必要があります。そうでなければ、適正な量の電流がランプを流れなくなります。

図2. 共通ランプ電流リターン
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図2. 共通ランプ電流リターン

共通ランプリターン構成では、個別ランプリターン駆動方式とは若干異なる実装の細部が必要となります。いくつかの推奨事項については、下記の表を参照してください。

Recommendation Reason
1. Use a transformer with a low side secondary connection that is not close to the primary connections. The switching impulses of the MOSFET can be easily coupled onto the feedback components and cause stability problems.
2. Route the ground connection for the over-voltage capacitor divider through the lamp current feedback components. Reduces the affect of the over-voltage capacitor divider on the feedback measurement.
3. Keep the over-voltage capacitor divider at a ratio of about 100:1. This will require the use of an additional resistor divider (33k and 5.1k in Figure 2) to properly set the voltage at the OVD input. To reduce the affect of grounding the over-voltage capacitor divider through the lamp current feedback resistor.
4. Include a low pass filter (15k ohms and 120pF in Figure 2) on the lamp current monitor feedback. To reduce the some of the high frequency energy created by the parasitic capacitance from influencing the lamp current feedback.

ランプ電流の調整
ランプのフィードバック抵抗器は真のランプ電流と寄生容量による電流の両方をシャントするため、ランプの電流フィードバック抵抗分圧器(図2の15.0kと5.11kの抵抗器によって形成)をアプリケーションに合わせて調整する必要があります。適正な抵抗分圧器の比率を選択する最良の方法は実地テストによるものです。テストの目的で、小さな抵抗器(100)をランプの低電圧側に追加し、実際のランプ電流を測定することができます。次に、所望のランプ電流が得られるまで抵抗分圧器を調整することができます。

偽のランプストライクを検出しないようにする方法
チャネル当り複数のランプを駆動する方式でコンパレータを使用し、ランプがストライクしないとき、あるいはオープンになるときを検出します。詳細については、アプリケーションノート3615を参照してください。システムに寄生容量がある場合、コンパレータを通じてランプごとにモニタされる5Vランプのストライク/オープンランプのスレッショルドを超えるだけの大きなピーク電圧が発生する可能性があります。ランプのフィードバック抵抗器の値を正しく選択し、ランプがないときに、寄生容量が原因で5Vのランプ切れ検出のスレッショルドを超える高い電圧が発生しないように注意を払う必要があります。実験室のテストによって、図2に示すように、5mArmsの公称ランプ電流に1000のランプフィードバック抵抗器を使用すると、偽のトリガに対する十分なガードバンドが得られることが示されています。


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その他の情報  APP 3695: Jun 01, 2006
DS3984 4チャネル冷陰極蛍光管コントローラ フルデータシート
(PDF, 588kB)
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DS3988 8チャネル冷陰極蛍光管コントローラ フルデータシート
(PDF, 968kB)
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