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キーワード:
MAX2831, WLAN, 802.11b/g, 送信, 伝送, 効率, 直線性, リニアリティ, PA電流, 電流
関連製品
APP 4010: Jul 13, 2007
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アプリケーションノート 4010
MAX2831パワーアンプ(PA)の出力電力とバイアス電流の最適化
要約:この記事では、MAX2831用にさまざまな電力レベルで最適化されたパワーアンプ(PA)効率のデータとレジスタ設定値について説明します。
はじめに
MAX2831
は、802.11b/gアプリケーション用にパワーアンプ(PA)を搭載した全機能内蔵トランシーバです。2段PAのバイアス電流と出力マッチングネットワークは、802.11gスペクトルマスクの要件を満たしつつ、3.3V電源から209mAの電流で公称+18.5dBmの電力を送信するように最適化されています(54Mbps (64-QAM)モードで5.6%未満のEVM)。低出力電力レベルにて、PAバイアス電流レジスタを再プログラミングすることによって、802.11g要件を満たすと同時に、バイアス電流とPA全体の電流を削減し、Tx効率を向上することができます。PAバイアス電流が+17dBmの送信電力用に最適化されている場合、公称レジスタ設定に比べて26mAの電流が節約されます。+3dBmの送信電力で動作する場合、公称レジスタ設定に比べて62mAの電流が節約されます。単純な2つのコンデンサによる出力マッチングネットワークを最適化することによって、特定の出力電力レベルの電流をさらに節約することができます。
プログラミング
レジスタ10 (A3:A0 = 1010)を使って、2段PAのバイアス電流をプログラムすることができます。ビットD2:D0では、第1段目のバイアス電流を最適化することが可能で、ビットD6:D3では、第2段目のバイアス電流をプログラムすることができます。
表1
は、レジスタの設定値と
MAX2831のEVキット
の等価バイアス電流の設定値の一覧です。
表1. MAX2831のPAバイアス電流レジスタの設定値
Power Amplifier First-Stage Bias Current
Power Amplifier Second-Stage Bias Current
Register 10
(A3:A0 = 1010)
Bit D2:D0
Equivalent Bias Current
(µA)
Register 10
(A3:A0 = 1010)
Bit D6:D3
Equivalent Bias Current
(µA)
100
125
0100
160
010
75
0011
120
001
50
0011
120
001
50
0010
80
結果
図1
と
表2
に、PAバイアス電流の最適化によって達成された電流の節約についてまとめています。
表3
と
図2
は、公称レジスタ設定値における性能をまとめたものです。
図3
、
図4
、および
図5
は、+17dBmと+15dBm用に最適化したレジスタ設定の性能、および各出力スペクトルをそれぞれまとめたものです。
図6
は、+12dBmと+9dBm用に最適化したレジスタ設定の性能をまとめています。
図7
に測定のセットアップを示します。
図1. MAX2831の公称PAバイアス電流時と特定の出力電力レベルに対して最適化されたPAバイアス電流時での消費電流対出力電力
表2. 出力電力に対してバイアス電流を最適化した場合のレジスタ設定値と測定結果
(V
CCTX
= 2.85V、V
CCPA
= 3.3V、信号源 = 90mV
RMS
802.11g 64-QAM OFDM (54Mbps)、f = 2437MHz、I
CCTX
= 81mA)
Measured Results
Register Settings
(See MAX2831 EV Kit Control Software)
P
OUT
(dBm)
EVM (%)
PA Current (mA)
PA Current Savings (mA)
Tx VGA Gain (SPI™)
[Register 12
(A3:A0 = 1100)
Bit D5:D0]
PA Driver Output Current (µA)
[Register 10
(A3:A0 = 1010)
Bit D2:D0]
PA Output-Stage Bias (µA)
[Register10
(A3:A0 = 1010)
Bit D6:D3]
2.9
3.5
73
61
35 (100011)
50 (001)
80 (0010)
6.1
5.1
79
59
41 (101001)
50 (001)
80 (0010)
9.2
4.4
98
45
44 (101100)
50 (001)
120 (0011)
12.1
5.6
111
41
50 (110010)
50 (001)
120 (0011)
15.2
5.0
140
28
53 (110101)
75 (010)
120 (0011)
17.0
5.3
158
26
57 (111001)
75 (010)
120 (0011)
18.7
5.5
204
—
57 (111001)
125 (100)
160 (0100)
表3. +18.5dBm(公称)用に最適化されたMAX2831の出力電力、消費電流、EVM、およびレジスタ設定値
(V
CCTX
= 2.85V、V
CCPA
= 3.3V、信号源 = 90mV
RMS
802.11g 64-QAM OFDM (54Mbps)、f = 2437MHz、I
CCTX
= 81mA)
Measured Results
Register Settings
(See MAX2831 EV Kit Control Software)
P
OUT
(dBm)
EVM (%)
PA Current (mA)
Tx VGA Gain (SPI)
[Register 12
(A3:A0 = 1100)
Bit D5:D0]
PA Driver Output Current (µA)
[Register 10
(A3:A0 = 1010)
Bit D2:D0]
PA Output-Stage Bias (µA)
[Register10
(A3:A0 = 1010)
Bit D6:D3]
3.3
2.1
135
24 (011000)
125 (100)
160 (0100)
6.3
2.3
138
30 (011110)
125 (100)
160 (0100)
9.2
2.6
143
36 (100100)
125 (100)
160 (0100)
12.2
2.9
152
43 (101011)
125 (100)
160 (0100)
15.1
3.4
168
49 (110001)
125 (100)
160 (0100)
17.1
4.1
184
53 (110101)
125 (100)
160 (0100)
18.7
5.5
204
57 (111001)
125 (100)
160 (0100)
図2. +18.5dBm用に最適化されたMAX2831の出力電力、および消費電流、EVM (A3:A0 = 1010、
D6:D3 = 0100、
D2:D0 = 100)
図3. +17dBmと+15dBm用にレジスタ設定が最適化された、MAX2831の出力電力、消費電流、およびEVM (A3:A0 = 1010、D6:D3 = 0011、D2:D0 = 010)
図4. +17dBmにおける出力スペクトル(赤線は11gのスペクトルマスク要件) (A3:A0 = 1010、D6:D3 = 0011、D2:D0 = 010)
図5. +15dBmにおける出力スペクトル(赤線は11gのスペクトルマスク要件) (A3:A0 = 1010、D6:D3 = 0011、D2:D0 = 010)
図6. +12dBmと+9dBm用にレジスタ設定が最適化された、MAX2831の出力電力、消費電流、およびEVM (A3:A0 = 1010、D6:D3 = 0011、D2:D0 = 001)
図7. MAX2831ワイヤレスLANトランシーバのテストセットアップ図
SPIはMotorola, Inc.の商標です。
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2.4GHz~2.5GHz、PA内蔵、802.11g RFトランシーバ
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