図3は超音波レシーバの簡略化したブロックダイアグラムで、これを見ると、ADC前のレシーバ利得が雑音指数に与える影響がわかります。このレシーバラインアップは、19dBの利得を持つクワッドLNAのMAX2034と29.5dBの最大利得を持つVGAのMAX2037、8回路、12ビットADCのMAX1437という構成を仮定しています。アンチエイリアスフィルタは通過帯域において6dBの減衰を持つとも仮定しています。トランスデューサのインピーダンスを200Ωとすると、サーマルノイズフロアはVN = sqrt(4 × K × T × R × ΔF)、つまり、1.8nV/となります。LNAのZINを200Ωとすると、この値の半分(0.9nV/)が、LNA入力におけるサーマルノイズフロアとなります。LNA、VGA、およびADCのノイズ特性から、レシーバラインアップ全体の雑音指数は約2.3dBとなります。MAX1437のノイズフロアは31.7nV/。TGCレベルが最大となったとき、ADC上流の利得(アンチエイリアスフィルタを含む)は42.5dBとなります。この例におけるレシーバ入力に対するADCノイズは0.237nV/に過ぎず、そのため、レシーバ全体の雑音指数2.3dBのうち、ADCの寄与分は0.18dBのみとなります。