DS2784スタンドアロン残量ゲージは簡単に使用することができ、アプリケーションに応じた正しいパラメータがデバイスに格納されていれば、非常に正確です。残量ゲージを最適化するには、正しいデータを格納することが非常に重要です。DS2784Kは、DS2784を簡単にプログラムするための方法を提供します。図1に示すように、ユーザはバッテリの特性およびその他のアプリケーションデータを、mA、V、mAhrs、mΩなどの単位で入力します。その後、図2に示すように、DS2784Kがそのデータを実際にデバイスに格納される形式に変換します。DS2784に格納されるすべてのパラメータの選択方法については、アプリケーションノート3463:「Getting Started with the DS2780」で解説しています。以下のテキストでは、それらのパラメータをデバイスに格納する際に必要となる計算について解説します。
Active Empty Voltageレジスタには、アクティブエンプティポイントの検出に使用する電圧スレッショルドを格納します。これは、LSB値19.52mVの符合なしレジスタです。アドレス66hに格納され、範囲は0~4.9776Vです。
Active Empty Currentレジスタ(アドレス67h)
Active Empty Currentレジスタには、アクティブエンプティポイントを検出するための放電電流スレッショルドを格納します。これは、LSB値200µVの符合なしレジスタです。アドレス67hに格納され、範囲は0~51.2mVです。検出抵抗の値を20mΩとすると、10mAステップで0~2560mAの範囲になります。
Active Empty 40レジスタには、(DS2784のデータシートの図11に示されている) +40℃でのアクティブエンプティポイントの値を格納します。これは、+40℃におけるフルポイントのppm (百万分率)をLSB値とする符合なしレジスタです。アドレス68hに格納され、範囲は+40℃におけるフルポイントの0~24.9%です。
Sense Resistor Primeレジスタ(アドレス69h)
Sense Resistor Prime (RSNSP)レジスタには、絶対的な容量の結果を計算するための検出抵抗の値を格納します。これは、LSB値1mhoの符合なしレジスタです。アドレス69hに格納され、範囲は1mho~255mho、すなわち1Ω~3.922mΩです。
Full 40レジスタ(アドレス6A/6Bh)
Full 40レジスタには、+40℃におけるフルポイントの値を格納します(DS2784のデータシートの図11参照)。これは、LSB値6.25µVhr/RSNSの符合なしレジスタです。アドレス6Ahおよび6Bhに格納され、範囲は0~409.59375µVhrsです。検出抵抗の値を20mΩとすると、0.3125mAhrsステップで0~20479.6785mAhrsの範囲になります。
Sense Resistor Gain (RSGAIN)レジスタには、SNSとVSSの間に基準電圧が印加されているときに電流レジスタの正確な読み値を生成するための較正係数を格納します。これは、LSB値1/1024の11ビット値です。アドレス78hおよび79hに格納され、範囲は0~1.999です。このレジスタの名目値は1.000です。
Sense Resistor Temperature Coefficientレジスタ(アドレス7Ah)
Sense Resistor Temperature Coefficient (RSTCO)レジスタには、検出抵抗の温度係数を格納します。これはLSB値30.5176ppm/℃の8ビット値です。アドレス7Ahに格納され、範囲は0~7782ppm/℃です。値が0の場合、温度補償機能が無効化されます。
Current Offset Biasレジスタ(アドレス7Bh)
Current Offset Biasレジスタによって、生の電流測定値にプログラマブルなオフセット値を付加することが可能になっています。これは、LSB値1.5625µV/RSNSの符合付きレジスタです。アドレス7Bhに格納され、範囲は-200.000µV~198.4375µVです。検出抵抗の値を20mΩとすると、78.125µAステップで-10mA~9.921875mAの範囲になります。