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リファレンスデザイン899

低ノイズオーディオ電源回路

要約:このオーディオアプリケーションノートは、オーディオアンプ、マイクロフォン、ヘッドフォンアンプ、CODECおよびその他オーディオ回路で使用される低ノイズ、低リップル電源を提供する簡素な小型回路について説明しています。

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図1の回路は、100Hzから20kHzのオーディオ範囲でノイズおよびリップル電圧を40dB減少させます。この回路は携帯電話およびマルチメディアノートブックコンピュータ等のポータブルアプリケーションのオーディオ回路を駆動するクリーンな5V電源を提供します。殆どのリニアレギュレータは最大1000Hz程度までしかノイズを除去しない上、ポータブルアプリケーションでは低周波の受動フィルタはかさばるため歓迎されません。

図1. このコンパクトな回路は能動的に電源リップルおよびノイズを補償し、100Hz~20kHzのオーディオバンドで40dBの減衰を提供します。
図1. このコンパクトな回路は能動的に電源リップルおよびノイズを補償し、100Hz~20kHzのオーディオバンドで40dBの減衰を提供します。

ここに示す回路は4.5V~6Vの高ノイズVCCを入力として受け付け、入力より7%低いDCレベルの静かなVCCを出力します。例えば、公称5Vのソースから4.65V (1A)を出力しますが、この時の自己消費電流は僅か200µAとなっています。物理的なレイアウトは超小型で、SOT23トランジスタ1個、µMAX (シュリンクSO-8)オペアンプ1個、および数個の受動素子だけで構成されます。一番大きなコンデンサが10µFで、抵抗は0.1Wまたは表面実相0805サイズを使用できます。

この回路は、(レギュレータとしてではなく) DC出力レベルがVINよりも7%低い広帯域幅バッファ付電圧フォロワとして動作します。R1およびR3は7%の減衰を生じる分圧器を形成し、C4はオペアンプの反転入力でVINの93%のフィルタを形成するために使用されます。オペアンプの入力バイアス電流は小さいため(25nA typ)、R1およびR3に大きな抵抗値を使っても、最大DC誤差を僅か20mVに抑えられます。この結果、20Hzで20dBの減衰を提供するコーナー周波数2Hzのローパスフィルタを実現しています。

オペアンプの同相入力範囲は電源電圧範囲まで延びているため、非反転入力で出力電圧を直接サンプリングすることができます。オペアンプの電源電圧はR2およびC5でフィルタリングされているため、高周波でのオペアンプの電源除去比が良くなり、出力インピーダンスが低くなっています。このフィルタのロールオフは300Hzで、(110dBとすでに優秀な)オペアンプのPSRRを強化しています。

同様の記事が「EDN」誌の1996年1月18日号に掲載されました。


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