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アプリケーションノート914

WCDMAアップコンバータ/ドライバによりSAWフィルタが不要(570MHz IFをサポート)

要約:MAX2383は、当初380MHzの中間周波数(IF)で特性付けされました。このアプリケーションノートでは、570MHzのIFで必要な部品および実現可能な性能が記載されています。全温度/周波数範囲での、出力パワー、ACPR、利得などの完全な動作回路および性能曲線が提供されています。

追加情報: MAX2383アップコンバータおよびPAドライバは、日本(ARIB)およびヨーロッパ(ETSI-UMTS)において新しく現れた、IMT-2000の周波数帯域を超えるWCDMA (広帯域符号分割多元接続)のアプリケーション用に設計されたものです。このデバイスには、可変利得制御、局部発振器(LO)バッファ、さらに可変利得PAドライバを備えた、アップコンバージョンミキサが含まれています。このアップコンバータは、自動利得制御(AGC)ループをサポートするため、30dBを超える利得制御範囲を備えています。さらに、出力電力が低下すると、MAX2383は自動的にPAドライバおよびミキサの消費電流を減少させます。

MAX2383は本来、380MHzの中間周波数(IF)を備えているということがその特徴でした。このアプリケーションノートでは、570MHzのIFで必要な部品およびこのIFで得られる性能について示しています。図1~6は、温度、周波数、および電源変動に対するMAX2383の性能を表しています。すべてのテストは、-46dBcの隣接チャネル電力比(ACPR)要求を満たしながら最大出力電力を得ることを目的としました。

図1. MAX2383の出力電力対RF周波数(ACPR = -46dBc, Vcc = +2.7V) 図2. MAX2383の出力電力対周波数(ACPR = -46dBc, Vcc = +3.0V)
図1. MAX2383の出力電力対RF周波数(ACPR = -46dBc、VCC = +2.7V) 図2. MAX2383の出力電力対周波数(ACPR = -46dBc、VCC = +3.0V)
図3. MAX2383の出力電力対周波数(ACPR = -46dBc、Vcc = +3.3V) 図4. MAX2383の利得対周波数(電源変動別) (ACPR = -46dBc)
図3. MAX2383の出力電力対周波数(ACPR = -46dBc、VCC = +3.3V) 図4. MAX2383の利得対周波数(電源変動別) (ACPR = -46dBc)
図5. MAX2383の温度変動に対する利得(ACPR = -46dBc) 図6. MAX2383の隣接チャネルACPR対出力電力
図5. MAX2383の温度変動に対する利得(ACPR = -46dBc) 図6. MAX2383の隣接チャネルACPR対出力電力

規定上、MAX2383は、室温(TA = +25℃)で、2.7Vにおけるゲインは、使用周波数において19dBとなり、+6dBmの出力電力を出します。最悪ケースの条件として(VCC = 2.7V、TA = +85℃、1920MHz~1980MHzの周波数帯域)では、このデバイスは、隣接チャネルで-46dBcのACPR要件を満たしながらも、+5.6dBmを超える出力電力を出しました。一つ置いたチャネルでのACPR性能も常に-64dBcを超えていました。図7は、IFが570MHz、2520MHzのハイサイドLOとして、RFが1950MHzの場合での、MAX2383の評価キットとして必要な部品リストを示します。

図7. 570MHz IFに調整したMAX2383EVKIT (評価キット)
図7. 570MHz IFに調整したMAX2383EVKIT (評価キット)

デバイスと性能の詳細については、MAX2383のデータシートおよびMAX2383 EVキットのデータシートを参照してください。


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その他の情報  APP 914: Jul 10, 2003
MAX2383 パワー制御付き、WCDMAアップコンバータおよびPAドライバ フルデータシート
(PDF, 152kB)
 

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