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負荷運転中にバッテリ充電が可能なスイッチモード電源
関連製品
APP 543: Dec 09, 1993
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アプリケーションノート 543
負荷運転中にバッテリ充電が可能なスイッチモード電源
図1
に示すポータブルシステム用電源において、L2とQ2は補助スイッチモード出力(通常LCD用の負バイアス電圧を発生するために使用)において、一風変わったバッテリ充電器を構成しています。バッテリ充電器に5VのV
CC
電源を組み合わせると、通常の回路と比べ、3つのメリットが得られます。第1は、システムを中断することなく、バッテリを充電できるということ。第2は、従来のローサイドの検出抵抗は、全動作モードを通じてグランドリターン経路に保持されたのに対し、この場合には、ハイサイドの電流検出抵抗で発生する電力損失は充電サイクル中に限られるということ。第3は、効率のよいスイッチモード動作でヒートシンクが不要となり、全表面実装ができることです。
図1. パームトップコンピュータやポータブルシステムに適したこの電源では、5V V
CC
を中断することなくバッテリの充電が可能です。
V
CC
電源は、通常Q1のリニアレギュレータ動作を通じ、ACアダプタまたはその他の非安定化DC電源から得られます。この電圧源を除去すると、IC1は外部スイッチングレギュレータ(L1およびD2)を自動的に起動し、バッテリ電圧を5Vに昇圧することで無停電の電源を供給します。バッテリ充電操作は、通常、このような回路を制御するマイクロプロセッサの介入に依存します。µPは、内蔵されたまたは外部のA/Dコンバータを通じてバッテリ電圧を監視し、必要に応じてNEGONをハイ(ピン2)に設定し、充電シーケンスを指示します。この後、IC1は、R3の平均電流が約2Aとなるように、約300kHzでQ1をトグルします。µPが、充電電圧のスロープの変化によって満充電を検出すると、NEGONをローにすることによって充電を完了します。
R3の電圧が200mVのスレッショルドを超えた時、内部コンパレータによりQ2を1µs間だけオフにすることによって、充電電流を間接的に制御します。ACアダプタ電圧が高いと、インダクタ電流勾配が鋭くなり、これによって検出抵抗の電圧勾配も鋭くなり、コンパレータ自体の伝播遅延により、インダクタのピーク電流(I
PEAK
)を高くしてしまいます。この結果、印加DC電圧によって、平均充電電流が僅かに増加します(
図2
)。
図2. 図1の印加DC電圧によって、充電電流が僅かに増加します。
充電電流に大きな影響を与えるのは、インダクタ(L2)および電流検出抵抗(R3)です。ここでは、各サイクルでインダクタ電流がゼロになることのないインダクタ連続コンダクションモードによって、I
CHARGE
の計算式を簡略化しています。
I
CHARGE
= I
PEAK
-½t
OFF
(V
BATT
+ V
DIODE
)/L2
ここで、t
OFF
= 1µs、I
PEAK
= 0.2/R1
従って、図1では、
I
CHARGE
= 0.2/0.09 -½10
-6
(2V + 0.45V)/10
-6
= 2.09A
関連事項については、1993年12月9日発行EDNの64ページを参照。
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