GPONトランシーバの設計を簡素化し、コストを削減する、新しい光コントローラ
カリフォルニア州サニーベール ― 2007年5月30日 ― マキシム・インテグレーテッド・プロダクツ(NASDAQ:MXIM)は、光制御、較正、および監視ICのDS1865を発表しました。DS1865は、GPONパワーレベリング機能、レーザバイアスAPCループ、ビデオアンプ制御、およびSFF-8472自己診断および警告機能を内蔵しています。これらの機能によって、DS1865はBPONおよびGPONトリプレクサアプリケーションに最適なソリューションとなります。
高集積トータルソリューションによる大幅なコストメリット
従来、GPONトランシーバアプリケーション向けのレーザダイオードドライバは、レーザバイアスAPCループまたはルックアップテーブル(LUT)、アイセーフティ要件を満たすための何らかの障害管理回路、およびその他の制御機能を内蔵する必要がありました。これらの追加の機能によって、設計はより複雑となり、GPONの規格に対応するのに必要とされる高速プロセスで実現するには高コストでした。
しかし、コントローラのDS1865は、小型GPONシステムソリューション用にバーストモードレーザドライバ(MAX3643)と併用することを意図して最適化されています。DS1865は、低コストのCMOS技術を使用して作られています。制御、監視、および障害管理機能のすべてをこの低コストのCMOSプロセスで実現することによって、GPONトランシーバのトータルソリューションコストを最小限に抑えることができます。
アナログ性能の利点
光コントローラDS1865は、いくつかのアナログ機能も備えており、これによってこのデバイスの性能はこのクラスで最高となっています。内蔵13ビットADCは、入力スケーリングを備えており、29dBのダイナミックレンジを提供します。内蔵温度センサは、工場出荷時に較正され、競合ソリューションに比べエラーが50%少なくなっています。トラッキングエラールックアップテーブルによって、全温度範囲で起こるレーザモニタダイオードのエラーの補正が可能となります。この後者の機能は、レーザパワー制御の精度をさらに高めます。
DS1865は、ビデオアンプの制御用に、既存のソリューションよりも4倍以上優れた、13ビットのレーザバイアスDACと、APDバイアス用の昇圧コンバータ(MAX5026)を制御する2個目のDACを備えています。APDバイアスは、全温度範囲で制御可能で、APDが正しい利得範囲で動作することを確実にします。ビデオアンプ(MAX3654)のRF出力パワーの制御は、MAX4003を使用して、出力RFパワーを検出し、オペアンプでフィードバックループを作り、DS1865のDAC出力で、制御ループの設定ポイントを決めることによって行います。
最終的な成果—トランシーバ設計の簡素化
このすべての内蔵機能によって、DS1865は、GPONトランシーバ設計をいくつかの方法で簡素化します。APCループは全温度範囲および経時変化においてレーザバイアスを制御するため、レーザバイアスLUTが不要になります。変調制御DACおよびAPCループは、8ビットの分解能と、スケーリング用に+0dB、-3dB、および-6dBのさらに3つのレベルを備えています。このスケーリング機能によって、1つのレジスタでONUパワーレベルを制御可能とします。DS1865のメモリマップは、SFF-8472規格に準拠しており、このデバイスは使いやすく、設計しやすくなっています。
パッケージ、入手性、および代替品
DS1865は、現在5mm x 5mmの28ピンTQFNで提供されています。この製品の電源電圧範囲は2.85V~5.5V、動作温度範囲は-40℃~+95℃で、参考価格は$1.98 (1万個以上、FOB USA)となっています。評価キットも提供されています。
ビデオアンプおよびAPDバイアス制御用の追加のDACが内蔵されていないバーストモードPONコントローラDS1863も入手可能です。DS1863は16ピンTSSOPパッケージで提供され、参考価格は$1.55 (1万個以上、FOB USA)となっています。評価キットも提供されています。詳細についてはjapan.maxim-ic.com/PON-Controllerを参照してください。
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