MAX5879は、ベースバンドおよび高次ナイキスト領域における高周波および広帯域信号の合成が可能な高性能、14ビット、2.3Gspsデジタル-アナログコンバータ(DAC)です。2.3Gspsの更新レートは、選択可能な周波数応答モード(NRZ、RZ、RF、およびRFZ)と組み合わせられ、2GHz以上の出力周波数の信号のデジタル生成が可能です。ユニークなRFZモードによって、1150Mspsまでの更新レートで、最大6次ナイキスト領域の生成が可能です。このデバイスは、優れたスプリアス、ノイズ、および相互変調歪み性能を備え、1GHz以上の信号帯域幅を直接合成することができます。
このデバイスは、4つの14ビット多重化低電圧差動信号(LVDS)入力ポートを備えており、それぞれ最大1150Mwpsで動作します。このDACは、最大2.3GHzのクロックレート(f
CLK)で動作します。このデバイスは、選択可能な2:1または4:1入力マルチプレクサを備えており、ユーザーは、各1150Mwpsまでの2つのデータポート、または各575Mwpsまでの4つのデータポートを選択することができます。それによって、入力データレートは、各ポートのDAC更新レートの1/2または1/4となります。このデバイスは、遅延ロックループ(DLL)を備えており、FPGAまたはASICとのデータ同期が容易になります。データソースとDAC間のビットエラーの検出には、パリティ入力およびパリティエラーフラグ出力を使用することができます。また、このデバイスは、複数のDACのデータ取得クロックを合わせるためにデータクロックリセット回路も備えています。
このデバイスは、以下の4つの選択可能な周波数応答出力モードを備えています。
- NRZ (Nonreturn-to-zero)モードは、1次ナイキスト領域において最大のダイナミックレンジ/出力電力を提供します。
- RZ (Return-to-zero)モードは、1次、2次、および3次ナイキスト領域において、SNRをトレードオフし、利得平坦性を改善することができます。
- RF (Radio-frequency)モードは、2次および3次ナイキスト領域において、より高いSNRと優れたダイナミック性能を提供します。
- RFZ (Radio-frequency-return-to-zero)モードは、3次~6次ナイキスト領域において、最大更新レートのfCLK/2の場合に高いダイナミックレンジと利得平坦性の改善を提供します。
このデバイスは、ダイナミック性能の最適化を確保するための50Ω差動出力終端を内蔵する電流ステアリングDACです。このデバイスは、3.3Vおよび1.8V電源で動作し、消費電力は、40mAのフルスケール電流の場合1.8Wで、80mAのフルスケール電流の場合2.3Wとなります。このデバイスは、-40℃~+85℃の拡張温度範囲での動作が保証され、256ピンCSBGAパッケージ(17mm x 17mm)で提供されます。