スマートバッテリモニタのDS2438は、バッテリパックに搭載する価値のあるいくつもの機能を備えています。それは固有のシリアルナンバによるバッテリパックのタグ表示方法、バッテリパック内にサーミスタを必要としないダイレクトディジタル変換温度センサ、バッテリの電圧と電流を測定するA/Dコンバータ、バッテリに出入りする全電流の現在総量を記録する電流アキュムレータ、経過時間計、およびバッテリ構成物質、バッテリ容量、充電方式、製造日などの重要パラメータ保存用40バイト不揮発性EEPROMメモリなどです。DS2438との情報送受信には、1-Wire®インタフェースが使われるので、中央マイクロプロセッサからDS2438に1本の配線(およびグランド)を接続するだけで済みます。つまり、バッテリパックに必要な出力コネクタは、バッテリ電源用、グランド用、1-Wireインタフェース用の3個のみです。
各DS2438は固有のシリコンシリアルナンバを備えているので、同一の1-Wireバス上に複数のDS2438が存在しても構いません。これにより、システム内で複数のバッテリパックを同時に充電または使用することができます。
スマートバッテリモニタのアプリケーションには、ポータブルコンピュータ、携帯/セルラ電話、リアルタイムでバッテリ性能の監視がきわめて重要な携帯計測用バッテリパックがあります。DS2438は、ホストシステム内でマイクロコントローラとともに使用すると、バッテリ構成物質に関係なく、完全なスマートバッテリパックを得ることができます。特別なバッテリ構成物質と容量のカスタマイズは、マイクロコントローラとDS2438 (EEPROM)にプログラムされたコードで行われます。設計者がバッテリパックの構成物質を変更したい場合はソフトウェアを変更するだけで済みます。
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