MAX6690は、リモートP-Nジャンクションおよび自らのダイの温度を報告する高精度ディジタル温度計です。リモートジャンクションには、従来のサーミスタや熱電対に代わり、通常低コストで実装が容易な2N3904 NPNタイプや2N3906 PNPタイプなどダイオード接続したトランジスタを使用することができます。リモート精度は、複数のトランジスタ製造メーカーについては±2℃で、キャリブレーションは不要です。リモートジャンクションには、マイクロプロセッサ(µP)のサブストレートPNPなどのコレクタ接地のPNPも使用することができます。
2線式シリアルインタフェースにより、SMBus™ (System Management Bus)の標準コマンドである、Write Byte、Read Byte、Send Byte、およびReceive Byteを受け付け、アラームスレッショルドの設定と温度データの読取りを行います。変換速度はユーザが設定するか、シングルショットモードで動作するように設定して、自動的かつ独立した測定を行うことができます。変換速度が可変なので、ユーザは消費電流と温度更新レートを最適化し、システムニーズに対応することができます。変換レートが1Hzより速い場合は、変換結果は1℃が1 LSBである、7ビット+符号バイトとして出力されます。変換速度が1Hz以下の場合、MAX6690は拡張モードになります。このモードでは、拡張分解能レジスタに3ビットの温度データが追加されるので、0.125℃当り1 LSBである、10ビット+符号の分解能で出力されます。変換速度が1Hz以下の場合のシングルショット変換も、0.125℃当り1 LSBの分解能になります。
また、1Hz以下の変換速度は、構成レジスタのビット4を1に設定して寄生抵抗相殺(PRC)モードで実行することができます。PRCモードで、外付けダイオードのリードの直列抵抗の影響を相殺することができます。PRCモードの11ビット変換は500ms以下で実行され、1Hzを超える変換速度ではディセーブルされます。11ビットのワンショット変換も500ms以下で実行されます。
MAX6690のデフォルトの低温測定制限値は0℃です。構成レジスタのビット5を1に設定すると、この制限値を-64℃まで拡張することができます。
MAX6690は、小型16ピンQSOP表面実装パッケージで提供されます。
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