MAX2038
CWオクタル(8回路)ミキサ内蔵、超音波VGA
業界最高レベルの集積度を可能にする、初の全機能内蔵オクタル(8回路) VGA + CWドップラビームフォーマIC
製品概要
MAX2038は8チャネル可変利得アンプ(VGA)および設定可能なオクタル(8回路)ミキサアレイであり、超音波画像処理とドップラーアプリケーションを対象にして、高リニアリティ、広いダイナミックレンジ、および低ノイズ性能を実現するように設計されています。各アンプは、差動入力および出力と42dB (typ)の総利得範囲を特長としています。さらに、VGAは12ビットADCとのインタフェースに適した超低出力換算ノイズ性能を備えています。
MAX2038のVGAは±0.25dB未満の絶対利得誤差に最適化され、チャネル間の超音波ビーム形成フォーカス誤差を最小限に抑制します。デバイスの差動出力は、アンチエイリアシング用外付けパッシブフィルタを通じて超音波ADCを直接駆動するように設計されています。また、各アンプの出力はスイッチ可能なクランプを備えており、出力信号を制限して、ADCのオーバドライブや飽和を防止しています。
デバイスのダイナミック性能は、歪みを最小にするように最適化され、第2高調波の画像処理をサポートします。このデバイスは、VOUT = 1.5VP-P およびfIN = 5MHzにおいて-70dBcの第2高調波歪みの仕様と、VOUT = 1.5VP-P およびfIN = 5MHzにおいて-52dBcの超音波処理に特有な*ツートーン、3次相互変調歪みの仕様を満たしています。
MAX2038には、完全なCWビーム形成ソリューションのためのオクタル直交ミキサアレイと設定可能なLO位相ジェネレータも内蔵されています。各チャネルのLO位相の選択は、ディジタルシリアルインタフェースと単一の高周波数クロックを使用してプログラムするか、または個々の複合ミキサペアのLOを独立した4つのLOクロックを使用して直接駆動することができます。設定用インタフェースの配線を最小限に抑えるために、シリアルインタフェースは複数のデバイスを容易にデイジーチェーン接続可能なように設計されています。LO位相分周器は設定可能であり、4、8、または16の直交位相に対応します。各CWミキサの入力経路は、最適なCWDノイズ性能のための選択可能なローパスフィルタで構成されています。各ミキサの出力は、IおよびQ差動電流出力の形に集約されます。ミキサおよびLOジェネレータは、1.25MHzのキャリアから1kHzのオフセットで-155dBc/Hzという極めて低いノイズ性能を持つように設計されています。
MAX2038は+5.0V電源で動作し、チャネル当りの消費電力はVGAモードではわずか120mW、通常電力CWモードでは269mWです。低電力CWモードも提供されており、チャネル当りの消費電力はわずか226mWです。このデバイスは、エクスポーズドパッド付き、鉛フリー、100ピンTQFPパッケージ(14mm x 14mm x 1mm)で提供されます。電気的性能は、0℃~+70℃の温度範囲で保証されています。
評価キットが入手可能です:
MAX2038EVKIT
主な特長
アプリケーション/用途
8チャネル構成
高集積で超音波画像処理アプリケーションに最適
超音波VGAのMAX2037とピンコンパチブル
VGAの特長
最大利得、利得範囲、および出力換算ノイズを12ビットADCとのインタフェース用に最適化
最大利得:29.5dB
総合利得範囲:42dB
5MHzで22nV/ の超低出力換算ノイズ
絶対利得誤差:±0.25dB
チャネル当りの消費電力:120mW
スイッチ可能な出力VGAクランプによってADCオーバドライブを排除
ダイレクトADC駆動用完全差動VGA出力
可変利得範囲で42dBのダイナミックレンジを実現
HD2:-70dBc (VOUT = 1.5VP-P およびfIN = 5MHzにおいて)
超音波処理に特有な*ツートーンのIMD3:-52dBc (VOUT = 1.5VP-P およびfIN = 5MHzにおいて)
CWドップラーミキサの特長
低ミキサノイズ:-155dBc/Hz (1.25MHzのキャリアから1kHzのオフセットにおいて)
シリアル設定可能なLO位相ジェネレータによって4、8、16のLO直交位相分解能に対応
必要に応じてチャネル別fLO × 4のLO入力駆動機能も選択可能
チャネル当りの消費電力:269mW (通常電力モード)および226mW (低電力モード)
CWDの実装は超音波画像処理技術に関するすべての特許に完全準拠
図
ピン配置
参考文献: 19-4375;
Rev 0;
2009-01-13
このページの最終更新日: 2009-08-04